カテゴリ
温熱療法とは?
公開日
May 9, 2025 4:53 AM
更新日
Jun 14, 2025 6:08 AM

- 40~45℃の温度領域で行うハイパーサーミアの加温方式は、大きく分けて全身加温、局所加温に分けられる。
- その中でも局所加温は、外部加温、組織内加温、腔内加温に分けられる。
- 今回はアスクーフ8でも採用されている、RF波を用いたRF誘電加温型の外部加温装置について解説していく。
RF誘電加温原理
- RF誘電加温装置には、加温するための電極が2つ装着されている。
- 生体内に含まれる水分子は極性を持っているため、電場の影響を受け、水素原子はマイナス電極、酸素原子はプラス電極に引き寄せられる。
- 2つの電極で患部を挟み、8 MHzの高周波電界を印加させると、1秒間に800万回の速さでプラスとマイナスが入れ替わる。
- すると、水分子の振動や摩擦で発熱が起こり、人体内が加温される。
- 実臨床における加温の場合は、電極の周囲に水の入った袋状のパッドが装着してあり、内部の水は循環できるようになっている。
- 水を循環させて冷却することで、皮下脂肪の過熱やホットスポットによる疼痛を軽減しながら、深部を加温することが可能になる。
㈱庄内クリエート工業
カタログには載っていない特殊な産業用機械 (例:菓子製造機、印刷用製版機等)や自主開発の医療機器、高周波式ハイパーサーミア【アスクーフ8】(がん治療機)製造 を行っています。
本社サイト: https://www.s-create.jp/